今年の春は毎日の寒暖の差が激しく、なかなかコートを手放せなかったのでは?
とはいえ、そろそろ冬物のコートはしまいたいもの。
ニットやアウターなど冬物衣類は風合いを損ねることが心配で、どうしてもクリーニングに出してしまいがち。ご家族皆さんの分を合わせると…クリーニング代が心配ですよね。
そこで、ご家庭でドライマーク衣類が洗える洗剤のご紹介です。洗濯用洗剤には汚れを良く落とす「弱アルカリ性洗剤」と洗浄力は劣るもののおしゃれ着洗いに適した「中性洗剤」があります。
「ジョイベックS」は中性洗剤にクリーニング屋さんで使われている繊維を保護する成分と油汚れを落とす成分を配合することで、デリケートな衣類を傷めず、しかも汚れを良く落としてくれるという洗剤です。
使用量の目安は30リットルの水に対して15g(キャップ1杯)。この商品1本(1,200g)で80回分、セーターなら約400枚分に相当し経済的です。
蛍光増白剤、蛍光剤、香料、酵素は使用しておりません。
家庭で冬物アイテムを洗うポイントは正しい手順で洗うこと。
(1)下準備として汚れ部分をもむ
乾いた状態で汚れ部分を指で優しくもみます。強くもむと繊維を傷めてしまうので気をつけましょう。ひどい汚れの場合には、洗剤の原液を直接つけ、スプーンの背で軽く押さえ、洗剤を浸透させ、1〜2分経ったら軽く水を含ませた洗濯ブラシでブラッシンング。
デリケートな素材は水で塗らした化粧用コットンでパッティングします。
(2)ネットを使い水温を一定にして衣類に負担をかけずに洗う
風合いを守るため、洗濯ネットを使いましょう。ネットの大きさに合わせて洗濯物をたたむのがポイント。
目の細かいネットを中側に、外側に目の粗いネットの2枚使いで洗濯すれば、安心です。
また、ニットなどで縮みの原因となるのは水温。お湯を使うと縮みの原因となることもあるので、必ず30度以下の水を使い、洗いからすすぎまで一定の温度の水を使いましょう。
洗濯機はドライコース、または弱水流コースを選択します。
(3)カタチを整えて陰干しする
洗濯機から出した洗濯物は、全体を軽く振りさばきます。動物性繊維は直接日光が当るとダメージとなるので、風通しの良い場所に陰干しします。
ニットは平干し、コートなどは型崩れを少なくするためにも厚みのあるハンガーに干しましょう。
この順番さえ守れば、どなたでも簡単にできます。
「ジョイベックS」の開発者で、プロのクリーニング技術を家庭向けに伝える講習会を主催している「洗濯塾」塾長監修の「お洗濯の手引き」をお付けします。
ご家庭でのドライマーク衣類洗濯、挑戦してみませんか?
【洗えない物】
・皮製品及び皮を装飾に使った衣類(皮のついていないファーは洗えます)
・正絹の着物、及び着物関連の小物類
・プリーツ、エンボス、プリント、コーティングなどの特殊加工品
・レーヨンなど水に弱い繊維で作られたアウターウエア
・染色堅牢度の弱い外国製の衣類や装飾品
・ジョーゼット、クレープ、縮緬などの強撚糸使いの生地
※必ず「お洗濯の手引き」をお読みのうえ、衣類の洗濯表示を確認してからご使用下さい。
|